デジタル人材が不足しているといわれている中、これからプログラミングなどのデジタル技術を学ぼう、身につけようと考えている方も多いのでは?
もちろん、スキルとしてデジタル技術を身につけておくことは必要ですが、デジタル人材に求められるのはデジタル技術だけではありません。
では、デジタル人材に求められるのは一体どんなスキルでしょうか?
ここではデジタル人材に必要なスキルについてみていきます。
デジタル人材に必要な3つのスキル
デジタル人材に必要なスキルは、次の3つです。
- プログラミングスキル
- プレゼンスキル
- 英語スキル
①プログラミングスキル
デジタル人材には最低限、専門スキルが必要です。その専門スキルとは、ご想像のとおり、やはり「プログラミングスキル」です。これがベースになります。
本当は「マネジメントスキル」、プロジェクトをマネジメントできるスキルと言いたいところですが、その前段階として、やはり専門スキルは必要。
専門スキルがない人、ここでいう「プログラミングスキル」がない人がマネジメントしても、正直あまり…。
多少なりともプログラミングの経験がある方であれば、肌感覚として
- こういったことが実現できる
- これくらいの期間で実現できるだろう
- これくらいの規模なら予算は?必要なリソースは?
こういったことが容易に想像できたりします。結果的にマネジメントもやりやすくなります。
こういった理由からデジタル人材にまず必要なのは、専門となるプログラミングスキルと思います。
②プレゼンスキル
デジタル人材にもう1つ必要なのは「プレゼンスキル」です。
デジタル化などの業務を進める上で、1人でできることは限られています。基本的に複数人のグループで、組織的に業務を進めていくことがほとんどかと。
こうした場合、関係者としっかり意思疎通をとっていかないと、後で
- 認識が違った…
- 手戻り発生…
- 期限に間に合わない…
といった感じで、プロジェクト崩れなど失敗につながる可能性が出てきます。
こうならないためには、やはり関係者としっかりと認識を合わせながら業務を進めていく必要があります。
自分のやるべきこと、方向性を相手に正しく伝えるために、相手に理解させるためには「プレゼンスキル」が必須というわけです。
③英語スキル
デジタル人材に限らずですが、英語のスキルは必須です。英語のスキルとしては、次の4つがありますが
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- スピーキング
特に必要なのは前の2つ「リーディング」と「リスニング」です。いわゆるインプット型のスキルです。
もちろん「ライティング」や「スピーキング」もできた方が良いですが、日本で生活する分にはこうしたアウトプット型のスキルは必須ではないかと思います。
なぜインプット型の英語スキルが必要かというと、一言でいうと「情報収集」のためです。世の中の最新技術情報は英語である場合が多いです。
デジタル人材にスキルが必要な理由
なぜデジタル人材にスキルが必要なのでしょうか?
言うまでもなく、もちろん業務を進めるために必要なのですが、ここで言いたいのは次の2つです。
- 市場価値を高めるため
- キャリアアップのため
①市場価値を高めるため
市場価値は何で決まるかご存知ですか?
一言でいうと「ニーズ」で決まります。ニーズがあれば市場価値は高いですし、ニーズがなければ市場価値は低いです。
極端な例ですが、例えば次の4人がいたとします。
- プログラミングスキルを持っている人
- プログラミングスキルを持っていない人
- プログラミングスキルが高い人
- プログラミングスキルが低い人
プログラミングスキルを必要とする業務に、あなたならどの人から順番に割り当てていきますか?
おそらく、以下の優先順位で割り当てていくかと思います。
- プログラミングスキルが高い人
- プログラミングスキルが低い人
- プログラミングスキルを持っている人
- プログラミングスキルを持っていない人
多少語弊があるかもしれませんが、これが市場価値です。
「スキルがない人よりは、スキルがある人が選ばれ、その中でもスキルレベルで比べたら、スキルの高い人が選ばれる」といった感じです。
なので、市場価値を高めるには、まずはスキルを持っていること、そしてそのスキルのレベルが高めること、これが必要になってきます。※そのスキルが世の中から求められていることが前提です。
②キャリアアップのため
「年収をもっと増やしたい!」と望む人は多いですが、1つの会社でキャリアを積んでも年収UPはあまり期待しにくいかもしれません。それよりは複数の会社でキャリアを積んだ方がその望みは叶いやすいかと。
- 終身雇用の崩壊
- 年功序列の廃止
- 実力主義への転換
こうした中、IT業界はすでに転職が当たり前の時代になりつつありますが、あなたは何か準備していますか?
近い将来、転職がキャリアアップのために必須となるのはほぼ間違いないですが、誰でも転職できるとは限りません。ビジネスの世界は常に競争です。その競争に勝つためには、やはりスキルが必要です。
デジタル人材に必要なスキルの習得方法
①プログラミングスキルの習得方法
プログラミングスキルを習得するには、方法は2つあります。
- 独学でプログラミングを学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
お金をかけずにスタートしたい方は独学で、時間をかけずにスタートしたい方はプログラミングスクールで学ぶといった感じです。
とはいえ、プログラミングに関して全くの初心者の方は、まずはプログラミングの雰囲気を感じるために、無料で使えるプログラミング学習サイトから始めるのがよいかと思います。
②プレゼンスキルの習得方法
プレゼンスキルは、正直なところ実践で経験を積んでいくしかありません。
最初はどんなに下手っぴでも、数をこなし、反省と改善を繰り返していけば、必ず誰でも上達します。
僕もプレゼンが上手な方とはいえないですが、今も反省と改善を繰り返している道半ば。少しずつ実践経験を積んでいるところです。
ちなみに、プレゼン本番前にはリハーサル的に2〜3回の練習はするようにしています。一人でブツブツしゃべっている感じ。これをすると口がスムーズにまわるようになるのでオススメですよ。
③英語スキルの習得方法
先ほど、英語にはインプット型の「リーディング」と「リスニング」のスキルが重要ということを紹介しましたが、この2つのスキルを習得するには「TOEIC」を勉強すればOKです。
TOEICは、具体的には600点以上を目標にするといいと思います。
僕も、たった30分だけですが毎日英語の勉強を続けた結果、いい感じに英語のスキルがUPしました。
詳しくはこちらで解説しているので、よかったら参考にしてみてください。
≫ 毎日たった30分!英語の勉強を続けてみた【3ヶ月でどうなった?】
まとめ
今回は、デジタル人材に必要なスキルについて解説しました。
デジタル人材に専門的な知識・スキルが求められるのは当然のこととして、他にも必要なスキルがあるということを理解いただければ幸いです。
これからデジタル人材を目指そうという方は、今回紹介した3つのスキルをぜひ意識してみてください。これらのスキルを習得して損することないですよ。
- プログラミングスキル(マネジメントスキル)
- プレゼンスキル
- 英語スキル