- おじいちゃん/おばあちゃんが高齢でひとり暮らし。
- 自分たち家族とは遠く離れて暮らしているので心配。
こういった家庭環境をもつ方は多いと思います。
田舎から出てきて自分は都会暮らし。お父さん・お母さんも高齢になってきて不安を感じている方も多いでしょう。
そんな時、次のようなネットワークカメラがあれば、いつでもその場の状況を確認できるので安心できますよね。
ですが、安心するのはあなただけで、カメラに映る本人は気持ちのいいものではありません。
心配してくれるのはありがたいけど、いつも監視されている感じがして…。
こういった気持ちになるからです。考えてみればわかりますが、自分も逆にカメラに映される立場なら絶対に嫌ですよね。家族といっても、やはりプライバシーがあります。
こまめに連絡をとっていれば問題ないのかもしれませんが、実際に毎日連絡をとるというのも大変です…。
そんなとき、毎日絶対に開閉するドアの動作を検知して、スマホに通知してくれる仕組みがあったら便利だと思いませんか?
実は、世の中には既にこういった製品が出てきています。その1つとして、今回は+Style製品の「スマートセンサー(ドア・窓)」を紹介します。
+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)の概要
簡単に概要をまとめてみました。
メーカー | +Style(プラススタイル) |
---|---|
型番 | PS-SDW-W01 |
通信 | WiFi(IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz帯)) |
電源 | 単4形電池 2本 |
サイズ | 約40(W)×19(D)×75(H)mm |
重さ | 43g(電池除く) |
動作環境 | ・温度:10度~40度 ・湿度:20%~80% ※結露しないこと |
設置方法 | 両面テープ or ネジ4本 |
同封物 | ・本体 ×1 ・単4電池(お試し用)×2 ・設置キット:両面テープ ×3、ネジ ×4 ・取扱説明書 兼 保証書(マニュアル)×1 |
+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)の使い方
スマートセンサー(ドア・窓)の使い方について簡単にみていきましょう。
スマートセンサー(ドア・窓)の利用手順
スマートセンサー(ドア・窓)のざっくりとした利用手順は、次のとおりです。
- スマホに専用アプリをインストールする
- 専用アプリにスマートセンサー本体を登録する
- スマートセンサー本体をドアに取り付ける
たったこれだけです。あとは取り付けたドアが開閉すれば、スマホにその通知が届きます。簡単ですね。
スマートセンサー(ドア・窓)の利用に必要なもの①
スマートセンサー本体には単4形電池が2本必要です。
使い捨ての乾電池を使うのもいいですが、電池容量が切れた際に「買いに行く手間」も「コスト」もかかるので、充電池を使った方がいいかなと思います。
高齢者がわざわざ乾電池を購入するだけに出かけるのも大変ですし、どの電池を選んでいいか迷われますので。
スマートセンサー(ドア・窓)の利用に必要なもの②
スマートセンサーの利用にはWiFiが必要になります。
自宅にWiFi環境があるのであれば問題ないですが、高齢者のひとり暮らしにWiFi環境があることはなかなか考えにくく、インターネットを使うことがあまりないですよね。
インターネット回線を申し込めばいいだけの話ですが、月額5,000円くらいかかってしまい、わりと負担が大きいので…ちょっと悩みどころ。
この場合は、格安SIM&モバイルルーターの組み合わせを使ういいです。
格安SIM
データ通信のみの格安SIMを使えば、例えばmaineoなら月額800円です。
モバイルルーター
モバイルルーターはすこし初期費用がかかりますが、一度購入してしまえば月額料金は発生しません。
あとは、モバイルルーターに格安SIMを差し込むだけで、簡単にWiFi環境が作れます。
+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)のメリット
スマートセンサー(ドア・窓)のメリットは次の3つです。
- ドアの開閉状況がわかる!
- 配線工事が不要!取り付け簡単!
- 電池交換タイミングが事前にわかる!
①ドアの開閉状況がわかる!
まず、なんといっても最大のメリットは、この製品の特徴でもある「ドアの開閉」状況がわかるという点です。
ドアだけでなく、窓でも問題ありません。
出典:プラススタイル
使い方によってはいろいろ応用できそうですが、今回の用途は高齢者の安否確認。
家で普段生活していれば、ドアや窓の開け閉めは毎日ありますよね。
スマートセンサー(ドア・窓)は、こうした何気ない生活の動作・行動に着目した大変よい製品とおもいます。
②配線工事が不要!取り付け簡単!
2つ目のメリットは、スマートセンサー(ドア・窓)の利用に、配線工事が不要な点です。
よく壁からコンセントで電源をとる製品もありますが、この製品は電源が単4形電池2本なので、配線が必要ありません。
両面テープでドアや窓に貼り付けるだけなので、取り付けも簡単。
必ず毎日開閉する寝室やキッチンなどのドア・窓に取り付けておけば安心ですね。
③電池交換タイミングが事前にわかる!
電池を使っていると、必ずいつかは電池容量が切れてしまいます。
この製品であれば電池の交換タイミングを通知してくれ、さらに、アプリで電池残量も確認することができます。
電源が切れてしまっては、ドアの開け閉めの通知が音信不通になってしまいますよね。そうなると、高齢者の生活に何かあったのでは…と心配になってしまいます。
こういった面で、電源が切れる前に電池交換できるのはありがたいです。電池残量が少なくなってきたら電話して、電池交換や充電池の充電をお願いすればOK!
+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)のデメリット
スマートセンサー(ドア・窓)のデメリットは次の2つです。
- 数ヶ月に1回の電池交換が面倒。
- WiFi利用料が毎月かかる。
①数ヶ月に1回の電池交換が面倒
配線工事が不要なメリットがある反面、電池式なので電池交換が数ヶ月に1回必要になります。
メーカーによると、乾電池の場合は1日20回の通知で約3か月スパンで電池交換が必要。
まぁ、これは配線工事が不要というメリットと受けとめるか、電池交換が必要というデメリットと受けとめるか、難しいところですね。
僕は部屋の景観をゴチャゴチャしたくないので、配線不要の方に1票入れます(笑)。
③WiFi利用料が毎月かかる
もう1つデメリットを挙げるなら、通信のためにWiFi利用料が毎月かかってくる点ですね。
スマートセンサー自体には毎月費用はかかりませんが、ドアの開閉状況を知らせるためにWiFi環境が必要で、そのWiFi利用料が毎月いくらか費用がかかります。
通常インターネット光回線を申し込むと、毎月5,000円くらいかかり、工事費用もかかってきます。
今回紹介した「格安SIM&モバイルルーター」の組み合わせであれば、工事不要で月額800円ほど。初期費用としてモバイルルーターの購入費用が多少かかりますが、毎月の費用は発生しません。
とはいえ、少なからず毎月不要がかかるのはデメリットと言わざる得ませんね。
+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)をおすすめする人
- 父親・母親・祖父母の一人暮らしが心配な人
- ネットワークカメラで映されるのを嫌がる人
父親・母親・祖父母の一人暮らしが心配な人
自分が住む家とは遠く離れた場所で暮らす両親・祖父母。こういった環境で暮らしている方は世の中多いと思います。
高齢になってからの「ひとり暮らし」は子供や孫としては心配です。
こうした方には今回紹介してきた+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)を使ってみるといいと思います。
ネットワークカメラで映されるのを嫌がる人
同じ用途でネットワークカメラをつけようとする方もいるかもですが、カメラに映される側の気持ちからすると、嫌で嫌で…。
あなたも逆の立場なら、嫌ですよね?
ドアの開閉をみられるくらいなら気にする方はあまり多くないので、スマートセンサーを使った方がいいかと思います。
+Styleのスマートセンサー(ドア・窓)をおすすめしない人
- ドアの開閉状況すら知られたくない人
- WiFi利用料が毎月かかるのに抵抗がある人
ドアの開閉状況すら知られたくない人
ドアの開閉状況も知られたくない、ネットワークカメラなんてありえない!
こういった方には、スマートセンサー(ドア・窓)の利用はおすすめしません。
昔ながらのやり方で、2〜3日に1回、または週1回くらいの頻度で、こまめに電話で連絡を入れるしかないかと…。
WiFi利用料が毎月かかるのに抵抗がある人
デメリットでも紹介したように、スマートセンサーの利用にはWiFiが必要で、毎月WiFi利用料がかかります。
ここに抵抗がある方には、スマートセンサー(ドア・窓)の利用はおすすめしません。
正直これはどうしようもないのですが、もしスマホをお持ちということであれば、スマホのテザリング機能を使うという手もありですね。
テザリングを使えば、スマートセンサー(ドア・窓)のためだけに、WiFi環境をつくる必要はないです。
まとめ
今回は、高齢者の見守りにはネットワークカメラではなく、+Style製品のスマートセンサー(ドア・窓)を使いましょう〜という話をしました。
僕もそうですが、日常をカメラで取られているのは気持ちのよいものではありません。ずっと監視されているようで、家でリラックスしたいのに、全然くつろげません。
ドアの開閉状況をみられるくらいなら、そんなに気にする方は多くないので、カメラよりセンサーを使った方がいいかなと思います。