デジタル人材として、IT業界へ転職するために準備すべきことは、次の2つです。
- ITの知識を身につける
- ITスキルを身につける
これだけです。
「え、これだけでいいの?」と思った方、本当にこれだけです。
- あなたは、ITの知識がどれくらいありますか?
- ITのスキルはどのレベルですか?
いまの段階であまり深く考えなくて大丈夫です。
IT未経験でも大丈夫。焦らなくてOKです!
まずは自分のできるところから、少しずつ始めてみましょう。
IT業界へ転職するために準備すべきこと
IT業界へ転職するために準備すべきことは、次の2つです。
- ITの知識を身につける
- ITスキルを身につける
「たったこれだけ?」と思われた方もいるかもしれませんが、本当にこれだけです。
ちなみに、「知識とスキルって何が違うの?」という質問がある方のために、先に知識とスキルの違いについて説明しておきます。
知識とスキルの違いとは?
- 知識 → 頭で覚えるもの。
- スキル → 体で覚えるもの。
ざっくりいうと上記のとおりで、知識は本を読んだりYouTubeを見たりして得たノウハウや自分の経験などです。
一方、スキルは自分で実際に行動してみて体得した技術のことです。
具体的には・・・
例えば、YouTubeでプログラミングの動画をみたら、すぐにプログラムが組めるとはならないですよね。これが知識の状態。
実際に手を動かしてみて、試行錯誤しながらでも、自分でアウトプットできる技術や能力がスキルです。
なんとなくイメージできましたか?
- 頭で理解しているものが知識
- 手を動かしてアウトプットできるものがスキル
こんな感じで覚えておけばOKです。
ITの知識とスキルを身につけるために意識すること
なので、ITの知識とスキルを身につけたいなら、次の手順で学ぶのがいいかと思います。
- 手順①:ITの知識を学ぶ
- 手順②:ITスキルを学ぶ
- 手順③:ITの知識とスキルを交互に学ぶ
まずはITの知識を学び、それからITスキルを学ぶ。
そしてこれを交互に繰り返しながら学ぶという流れです。
ちなみに僕も常にこんな感じでITの知識やスキルを高めています。
これを意識するのとしないのとでは、ITの知識とスキルが身につき方、身につくスピードが変わってきます。
ここで注意してほしいことは、深く入り込みすぎないことです。いきなり、特定部分に深く入り込みすぎると、わからないことが多くなり辛くて挫折しやすいです。最初は広く浅く全体を把握するのがポイントです。
それでは、具体的に「ITの知識」と「ITスキル」を身につける方法をみていきましょう。
ITの知識を身につける方法
ITの知識を身につけるには、IT資格の勉強がおすすめです。
IT資格には、
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
などがありますが、あなたがIT未経験ならITパスポートから始めましょう。
ITパスポートの勉強をすることで、デジタル人材として最低限必要なIT知識が身につきます。
まずは、ITの知識度をチェックしてみよう!
IT業界に転職したいなら、最低限のITの知識は身につけておいた方がいいです。
転職先の社員や仕事関係者と会話をする上で、あまりにITに無知な状態だと会話が成り立たないからです。
例えば、あなたは以下の質問に答えられますか?
- サーバとは?
- CPUとは?
- メモリとは?
- システムとは?
- ソフトウェアとは?
- データーベースとは?
- ネットワークとは?
- 情報セキュリティとは?
うまく答えられなくてもOKです。
ですが、上記のイメージがわかないなら知識不足なので、まずは知識をつけることから始めましょう。
おすすめは「ITパスポート」の勉強
IT未経験だと
「ITの知識を身につけたいけど、何をどうすればいいのかわからない」
こういった方が多いと思います。
ITの知識を身につける方法としておすすめなのが、ITパスポートの勉強です。
ITパスポートは「iパス」とも呼ばれています。
IT未経験の人からすると「ITパスポートって何?」となるかもですが、情報系の国家試験の1つです。
ITパスポート試験の応募者は年間10万人規模!
ITパスポート試験の応募者は、年間10万人と大規模です。
IT業界にはこれだけの需要があるということですね。
就活や企業の社員教育でもITパスポートを活用しているので、IT業界に転職したいなら勉強しておいて損はないです。むしろしておいた方が良いです。
ITパスポートの勉強をすることで、デジタル人材としてIT業界で働くために、最低限必要な知識が広く浅く学べます。
ITパスポートの勉強には専用ソフトを使おう!
ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェアを使えば、試験本番さながらの擬似体験ができます。
ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェアは、自分のパソコンにファイルをダウンロードすれば誰でも無料で使えます。
パソコンでポチポチしながら、3年分くらいの過去問を解いてみましょう。
答え合わせをしながら勉強してみてください。
ITパスポートの資格を既に持っているなら
既にITパスポートの資格を持っているなら、上位の基本情報技術者試験にチャレンジしてみましょう。
僕も基本情報技術者試験に合格していますが、実践で使えるより専門的なIT知識が身につきますよ。
ちなみに、参考書なら「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」がおすすめです。
イラストが豊富で理解しやすく、記憶に残りやすいです。
ITスキルを身につける方法
IT業界に転職したいなら、ITスキルは無いよりあった方が断然良いです。
とはいえ、現段階ではITスキルはなくてもOKです。焦りは禁物。
これからITスキルを少しずつ身につけていきましょう。
今回紹介するITスキルを身につける方法は、次の2つです。
- 独学で、ITスキルを身につける
- ITスクールで、スキルを身につける
「独学する」か「ITスクールで学ぶ」かのどちらかです。
最初は「独学」がおすすめ!
プログラミングなどITスキルを身につけるには、最初は費用のかからない独学がおすすめです。
いきなり何万円もかかるITスクールに通うのはちょっと抵抗ありますからね。
ただ、独学でプログラミングスキルを身につけるには、最初は相当苦労するかもしれません。
というのも、わからないことが多すぎて、自分で解決できず挫折しそうになるからです。
- 知識ゼロからの独学に加え、仕事を続けながらの独学…。
- 会社から帰宅して深夜までプログラミングの独学…。
- 時間的にも体力的にも苦しい…。
ちょっと想像するだけで辛そうですね。こういった状況でわからないことが多いと本当に心が挫けそうになります。
独学は気楽に始めること!
独学をするにあたっては、最初はあまり気を張らず、
- プログラミングの感覚を身につける
- プログラミングの楽しさを感じる
こういった軽めの目的で独学を始めてみるのがいいかと思います。
独学のポイントは、まずはプログラミングに興味を持つことだったりします。
- プログラミングってこんな感じなんだ!
- 初心者の自分でもプログラミングができた!
- やったー!嬉しい!楽しい!
独学からこういった体験ができればいいかなと思います。
もし独学で「プログラミング、もう無理…つらい」となるのはもったいないですからね。
独学が難しいなら「ITスクール」で学ぼう!
独学が難しいなら「ITスクール」で学ぶのもありです。
ITスクールなら経験豊富なプロの講師があなたのわからないところを丁寧に教えてくれます。
自分のわからないところを即解決できるので、プログラミングなどのITスキルを最短で身につけることができます。
独学でITスキルを身につけるには限界がある?
プログラミングなど個人でできる範囲なら独学でもITスキルは身につけることは可能です。
しかし、システムやIT環境の構築など、規模が大きくなると個人ができる範囲には限界が出てきます。
そうなると、独学ではどうしても参考書などで学ぶ知識しか身につきません。
実践に使える知識やITスキルを身につけたいなら、勇気を出してスクールに通ってみて、経験豊富なプロの講師から教わった方が合理的です。
参考書からは学べない講師の失敗談や実務のコツなども教わることができますよ。
まとめ
今回は、IT業界へ転職するために準備すべきことを2つ紹介しました。
- ITの知識を身につけること
- ITスキルを身につけること
でしたね。
ITの知識やスキルの身につけ方は人によって色々あるかと思いますが、1つのやり方として参考にしてみてください。
3ヶ月後、6ヶ月後、1年先の自分を思い描いて、将来のために行動あるのみです。