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採用段階から優秀なデジタル人材を求めるのは、欲張り過ぎな件

採用段階から優秀なデジタル人材を求めるのは、欲張り過ぎな件
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採用段階から優秀なデジタル人材を求めるのは、欲張り過ぎです。

採用段階で優秀なデジタル人材を求めても、彼らは就職しません。
そういった優秀層は起業してしまいます。

国や民間企業が優秀なデジタル人材を求めるなら、その人物が「今」優秀でなくてOKです。

これからの成長性を見極め、ここに期待しましょう。

優秀なデジタル人材を「安月給」で採用するのは無理ですよ

2021年9月1日に日本の行政機関の一つに「デジタル庁」が新設されることになっています。

これに伴い、民間企業でもデジタル人材が広く募集されています。

募集内容をみると、採用段階で優秀なデジタル人材を求めているように受けとれます。
確かに採用する側からすれば、

  • 人材育成の手間なく
  • 即戦力になり
  • なおかつ優秀

こういったデジタル人材を求めるのは自然なことかもしれません。

ですが、こうした理想のデジタル人材を国や民間企業が採用するのはなかなか難しいですよ。

デジタル人材採用の募集内容が酷すぎる件

まず、デジタル人材採用の募集内容が酷すぎます。

  • 正社員ではなく期間限定の採用
  • 優秀な人材を求める割に安月給

もしかすると損得関係なく好奇心でやってみようという人もいるかもですが、基本的にはこの内容じゃ、本当に優秀な人材はなかなか寄ってきません。

なぜ、正社員ではなく期間限定の採用なのか?

デジタル庁のデジタル人材の募集内容を拝見すると、採用される人は「非正規雇用型の国家公務員」という位置づけでした。

国家レベルで重要なシステムを取りまとめる人材が「非正規雇用型」でいいのかというのが素直な疑問です。

ここに抵抗があるのは僕だけですか???

国家レベルで重要なシステムなら、なおさら継続的に雇用していくべきかと。

まぁ、デジタル庁のデジタル人材は取りまとめが主な仕事なので、あまり問題ないのかもしれませんね。

システムを構築した後の運用は下請け企業に任せることになるので。

なぜ、優秀な人材を求める割に安月給なのか?

それにしても、優秀なデジタル人材を「安く雇おう」なんて思っている雇用主が世の中に多すぎます。

世間のデジタル人材への期待は、最先端の技術を活用することで、次のようなことを実現することです。

  • 新たなビジネスを創出する
  • 顧客へ新たな価値を提供する
  • 社内外の生産性を向上する

実際にはこの限りではないですが、ざっくりいうならこういったことの実現です。

見てのとおり、めちゃくちゃ期待が高いですよね。

その割には安月給で雇おうとしている人が多すぎです。
年収400〜500万円で超優秀な人材を雇うのはちょっと難しいかと…。

本気で優秀なデジタル人材を採用したいなら

三菱UFJ銀行やNEC、ソニーなど、日本国内でも新卒で年収700万円以上を掲示する企業が近年少しずつ増えてきています。

これまで他のIT系や外資系などの企業に流れていた優秀な人材を確保するのが狙いですが、

採用段階から優秀なデジタル人材を本気で採用したいなら、最低限これくらいしないと本当に優秀な人は寄ってきませんよね。

優秀な人は「自分で起業した方がメリットが大きい」と考える人が多いので興味すら示しません。

余談ですが、もしあなたの会社が「新卒で年収700万円以上」を謳うなら、世間で話題になり宣伝効果も期待できます。

もちろん人件費が固定になるので、経営に影響が出るかもしれませんが、

  • 新たなビジネスを創出する
  • 顧客へ新たな価値を提供する
  • 社内外の生産性を向上する

こういった未来への投資と考えれば、デメリットは少ないように思います。この場合、年俸制で有期契約という形でもいいかもしれませんね。

優秀なデジタル人材を採用したいなら、このスキルの有無を見極めよ!

国や民間企業が「優秀なデジタル人材」を採用したいなら、いま採用すべき人物は、必ずしも現時点で「優秀」である必要はありません。

近い未来、優秀なデジタル人材として開花しそうな人を採用しましょう。

そのためには、成長性が高く見込める人を見極める必要があります。

といっても、難しいことはありません。

デジタル人材の採用には、このスキルの有無を見極めること

将来有望なデジタル人材を採用するには、あるスキルの有無を見極めることがポイントです。

その「あるスキル」とは、検索スキルです。

デジタル人材に向いている人・向いてない人の決定的な差とは?
デジタル人材に向いている人・向いてない人の決定的な差とは?デジタル人材に向いている人と向いてない人の決定的な差は「検索スキル・ググる能力」です。 デジタル人材に向いている人は、わからないことがあれば、まず自分でググります。デジタル人材に向いてない人はすぐに他人に質問します。この差です。なぜ、ググる能力があればデジタル人材に向いているのでしょうか?...

つまり、「ググる能力」です。

なぜ、ググる能力が必要なのか?

ググる能力がありググる習慣が身についていれば、自分のわからないことはすぐに調べて理解してしまうからです。

  1. わからないことがあった
  2. ググって調べる
  3. わからないことを理解する

この繰り返しができる人は、デジタル人材として成長性が高く見込めます。

デジタル化の流れは速く、次から次へと新しい技術がどんどん出てきます。

ググる能力があれば、わからないことがあっても自分で調べて即解決してしまいます。
結果、自走してどんどん成長していきます。

デジタル人材として近い未来に開花する人は、こうした検索スキルをもつ人です。

この検索スキルを採用段階で持ちあわせる人物こそ、今あなたの会社が採用すべきデジタル人材です。

ちなみに、必ずしもデジタル人材にプログラミングスキルは必要ないですよ。

デジタル人材が必ずしもプログラミングできる必要はないですよ!
デジタル人材が必ずしもプログラミングできる必要はないですよ!「デジタル人材はプログラミングが得意」と思っていませんか?多くの人が勘違いしがちですが、デジタル人材が必ずしもプログラミングができる必要はないですよ。デジタル人材に求められるのはこのスキルです。...

まとめ

今回は、国や民間企業が採用段階から優秀なデジタル人材を求めるのは欲張り過ぎという話をしました。

採用段階から優秀な人は就職の道を好みませんし、そうした人材は誰もが喉から手が出るほど欲しがっています。

採用市場にはなかなか出てきませんし、安い給料では雇えません。期待のし過ぎはNGです。

優秀なデジタル人材を採用したいなら、その人物が「今」優秀でなくてOK。
これからの成長に期待しましょう!

デジ太郎
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