ホームページなど、ウェブサイト制作にWordPressを使っている方は多いですよね。プラグインを使えば簡単に、便利機能を一瞬で追加できたりします。
しかし、プラグインを多く使い過ぎると…
- ウェブサイトの動作が重くなる
- セキュリティリスクが高くなる
こうならないためには、プラグインのインストールは必要最低限(使う分だけ)にしておくのがオススメです。
- WordPressのインストールが完了した。
- WordPressの初期設定も概ね完了。
- あとはWordPressにプラグインを入れるだけ。
今回はこういった方を対象に、最低限インストールしておきたいWordPressプラグインを厳選して紹介します。
WordPressサイトを立ち上げた直後の方に、特に参考になる内容となっています。わかりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
WordPressのプラグインおすすめ5選!
WordPressでウェブサイトを作ったけど、最初にインストールした方がいいプラグインって何?
こういった悩みや相談はよく聞きますが、WordPressにおすすめのプラグインは次の5つです。
- All in One SEO Pack【SEO対策用】
- Google XML Sitemaps【サイトマップ作成用】
- WP Multibyte Patch【文字化け対策用】
- Broken Link Checker【リンクエラー通知用】
- SiteGuard WP Plugin【セキュリティ対策用】
①SEO対策におすすめのプラグイン
まず最初に入れておきたいのが「All in One SEO Pack」というプラグインです。
WordPressで作成したウェブサイト、ウェブページがGoogle検索で上位表示されやすくするためには、SEO対策が必要になってきます。
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンに理解されやすいようにサイトを最適化することを言います(「検索エンジン最適化」と呼んだりします)。SEO対策をすると、ウェブページ1つひとつ、またはウェブサイト全体がGoogle検索等に上位表示されやすくなります。
「SEO対策って具体的に何をすればいいの?」という方も多いかと思いますが、こういった方のためにあるのが「All in One SEO Pack」です。
ただ、あまり難しく考える必要はなく、とりあえずこのプラグインを入れておけばOKです。このプラグインを使えば簡単にSEO対策ができます。※初期設定しておくだけ。
All in One SEO Packのインストール方法
「All in One SEO Pack」をインストールするには、まずWordPressの管理画面から「プラグイン > 新規追加」の順に選択していきます。
下図のように、プラグインの検索欄に「All in One SEO Pack」と入力し、検索をかけます。
すると、検索結果の上部に「All in One SEO Pack」が出てくるので、「今すぐインストール」を選択します。
All in One SEO Packのインストールが完了したら「有効化」を選択します。
以上で、All in One SEO Packのインストールは完了です。
All in One SEO Packの設定
続いて、All in One SEO Packの初期設定をしていきます。
この設定は[All in One SEO Pack 初期設定]でググると情報がたくさん出てくるので、そちらを参考にしていただければと思います。
(すみません、情報がありふれていたのでここで取り上げるのはやめました…)
ですが、エラー処置方法だけ情報を加えておきます。
All in One SEO Packのエラー処置
All in One SEO Packは、この後で紹介する「Google XML Sitemaps」というプラグインと競合(機能重複)し、エラーが表示される場合があります。
僕も以前(くらい)に、All in One SEO Packのバージョン3.4.2を使っていたところ、下の画像のようなエラーが表示されました。
Warning: All In One SEO Pack has detected other active SEO or sitemap plugins. We recommend that you deactivate the following plugins to prevent any conflicts:
Sitemap Plugins
・Google XML Sitemaps
原因は、All in One SEO Packの仕様変更でした。
もともとAll in One SEO Packにもサイトマップ機能が付いているのですが、この機能がデフォルトで「有効化」されたために、Google XML Sitemapsと競合していました。
対処方法としては、下の画像のように、All in One SEO Packのサイトマップ機能を「無効化」すればOKです。
②サイトマップ作成におすすめのプラグイン
次にインストールすべきプラグインは「Google XML Sitemaps」です。
All in One SEO Packでも同様の機能があるので、そちらを使うのであればGoogle XML Sitemapsのインストールは必須ではありません。
Google XML Sitemapsの利点
- ウェブページの追加
- ウェブページの修正
- ウェブページの削除
こういったウェブサイトの更新情報が、Google XML Sitemapsをインストールすることで、Googleの検索エンジンに伝わりやすくなります。
正確には、WordPressでサイトマップが自動生成され、Googleがそのサイトマップを参照するようになります。
※ちなみに、生成したサイトマップはGoogle Search Consoleに登録しておく必要があります。
こちらもSEO対策の1つで、ウェブサイトをGoogle検索で表示されやすくするための設定の1つになります。
Google XML Sitemapsのインストール方法
Google XML Sitemapsをインストールするには、まずWordPressの管理画面より、「プラグイン > 新規追加」の順に選択していきます。
下図のようにプラグインの検索欄に「Google XML Sitemaps」と入力し、検索をかけます。
すると、下図のように検索結果の上部に「Google XML Sitemaps」が出てくるので、「今すぐインストール」を選択します。
Google XML Sitemapsのインストールが完了したら、下図のように「有効化」を選択します。
以上で、Google XML Sitemapsのインストールは完了です。
Google XML Sitemapsの初期設定については、すみません、こちらもネットにたくさん情報があるのでググってみてください。バズ部の記事がわかりやすいと思います。
③文字化け対策におすすめのプラグイン
次にインストールしておきたいプラグインが、『WP Multibyte Patch』です。このプラグインは文字化け対策におすすめです。
文字化け対策の必要性
なぜ文字化け対策が必要なの?
こういった疑問もあるかと思いますが、一言でいえば、WordPressが海外製だからというのが理由です。
WordPressはもともと海外製品で「英語」ベースで作られています。僕たちは日本語に変換されたWordPressを使っているという位置づけ。
日本語の文字は実のところ、コンピューターが理解できるように文字1つひとつに内部コードを持っています。
これを「文字コード」と言ったりしますが、文字化けの原因は文字コードの互換の影響によるものです。
文字化けの具体例
文字化けって具体的にはどんなの?
こういった声もあるかと思います。次の画像をご覧ください。
これが文字化けか〜。確かにPCやスマホでみたことある!
こんな感じになった方も多いのでは?
こういった文字化けを防いでくれるのが、今回紹介する「WP Multibyte Patch」というプラグインです。使い方も簡単で、プラグインをインストールするだけ。
WP Multibyte Patchのインストール方法
WP Multibyte Patchをインストールするには、まずWordPressの管理画面から「プラグイン > 新規追加」の順に選択していきます。
プラグインの検索欄に「WP Multibyte Patch」と入力し、検索をかけます。
すると下の画像のように、検索結果の上部に「WP Multibyte Patch」が出てくるので、「今すぐインストール」を選択します。
WP Multibyte Patchのインストールが完了したら、「有効化」を選択します。
以上で、WP Multibyte Patchのインストールは完了です。
④リンクエラー通知におすすめのプラグイン
ウェブサイトを運営していると、ウェブページの中のリンク(内部リンクや外部リンク)が切れてしまい、リンクエラーとなってしまうことが多々あります。
このエラーのほとんどは、リンク先のページが変更されたことによるものですが、ウェブページの数が多くなるとリンク1つひとつを管理するのが難しくなっていきます。
そんな時に便利なのが「Broken Link Checker」というプラグインです。
Broken Link Checkerの利点
Broken Link Checkerをインストールすることで、WordPressサイトのリンクエラーをWordPress管理画面やメールで教えてくれるようになります。
ウェブページに貼られたリンクを自分で1つひとつ確認する必要がないので、管理がめちゃくちゃ楽になります。
ただ、リンクエラーが発生した場合のみ通知してくれるのですが、たまに誤検知があります…。
Broken Link Checkerのインストール方法
こちらのプラグインもインストールするだけで簡単に使えます。しかも、デフォルト設定のままでOK!
Broken Link Checkerをインストールするには、まずWordPressの管理画面より「プラグイン > 新規追加」の順に選択していきます。
下に画像のように、プラグインの検索欄に「Broken Link Checker」と入力し、検索をかけます。
すると下の画像のように、検索結果の上部に「Broken Link Checker」が出てくるので、「今すぐインストール」を選択します。
Broken Link Checkerのインストールが完了したら、「有効化」を選択します。
以上で、WordPressに「Broken Link Checker」プラグインが適用されました。
これでリンクエラーがあった場合に自動で通知してくれます。
簡単でいいね!
⑤セキュリティ対策におすすめのプラグイン
WordPressはつくりがシンプルで、簡単にウェブサイトを制作できるという理由から世界中で幅広く使われています。
しかし、つくりがシンプルな反面、セキュリティ面には少し問題があります。例えば、WordPress管理画面のログインURLです。
WordPress管理画面ログインURLのセキュリティリスク
初期設定のままでは、おそらくWordPress管理画面のログインURLは次のようになっているかと思います。
ご覧のとおり、後半部分の「wp-login.php
」が固定化されています。
これだとWebサイトに「WordPress」を使用していることがわかった段階で、簡単にログイン画面のURLが他人に知られてしまいます。
あなたのWordPressサイトはどうでしょうか?
ログイン画面が他人に知られてしまうと、それだけで不正ログインのリスクが高くなります。結果的に、サイトの改ざんや情報漏えいにつながってしまいます…。
WordPress管理画面への不正ログインを防ぐには?
ログインURLを変更するなどの対策が有効です。
URLの変更はとても簡単で「SiteGuard WP Plugin」というプラグインをインストールするだけです。たったこれだけでWordPressのセキュリティを強化できます。
「SiteGuard WP Plugin」の主なセキュリティ機能は次のとおりです。
- WordPress管理画面のログインURL変更
- パスワードの二段階認証(画像利用)
- ログイン試行回数制限
実際にはもっとセキュリティ機能がありますが、主要なものは上記3つです。
SiteGuard WP Pluginのインストール方法
SiteGuard WP Pluginをインストールするには、まずWordPressの管理画面から「プラグイン > 新規追加」の順に選択していきます。
下図のように、プラグインの検索欄に「SiteGuard WP Plugin」と入力し、検索をかけます。
すると、検索結果の上部に「SiteGuard WP Plugin」が出てくるので、「今すぐインストール」を選択します。
SiteGuard WP Pluginのインストールが完了したら「有効化」を選択します。
これでWordPressにプラグイン「SiteGuard WP Plugin」が適用されました。
SiteGuard WP Pluginの設定方法
最後に「SiteGuard WP Plugin」の初期設定をしていきます。
※基本的に初期設定のままでOKですが、1つだけ設定しておいた方がいい箇所があります。
WordPressの管理画面より、「SiteGuard > ログインページ変更」の順に選択していきます。
ログインページ変更画面が表示されるので、オプションの「管理者ページからログインページへリダイレクトしない」にチェックを入れます。
最後に「変更を保存」を選択し、設定完了です。
このチェックを入れておかないと、下図のように管理者ページにアクセスされると、ログインページにリダイレクト(自動転送)されてしまいます。
忘れずチェックを入れておきましょう。
まとめ
今回は、WordPressでサイトを立ち上げた直後に、最低限インストールしておきたいおすすめのWordPressプラグインを5つ紹介しました。
WordPressは、プラグインを使えば非常に便利な機能が簡単に追加できるので、ホームページなどウェブサイト制作に世界中で幅広く使われています。
しかし、プラグインは必要以上にインストールするとサイトの動作が重くなったり、セキュリティリスクが高くなってしまうので、まずは今回紹介した5つだけ、必要最低限に抑えておくことをオススメします。
WordPressに慣れてきて他の機能が必要になったときに、プラグインの追加を検討してみましょう。
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