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WordPressの自動更新を停止する方法【簡単3分】

WordPressの自動更新を停止する方法【簡単3分】
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります
  • WordPressのバージョンの自動更新を停止させたい。
  • どうすれば自動更新を停止できるの?

こういった悩みはありませんか?

サイト管理者にとって、WordPressのバージョンが自動的に更新されるのは、メリットでもありデメリットでもあります。が、自動更新を無効化したい方もいるかと思います。

ここでは、WordPress(バージョン)の自動更新を停止する方法を解説していきます。

この記事を読むことで、WordPressの自動更新を停止できるようになります。設定にかかる時間は、簡単3分!

デジ太郎
デジ太郎
早速みていくよ!

WordPressの更新には4種類ある

WordPressの更新には、次の4種類があります。

  1. WordPressバージョンの更新(メジャー/マイナーアップデート)
  2. WordPressプラグインの更新
  3. WordPressテーマの更新
  4. WordPress翻訳の更新

WordPressバージョンの更新では、さらに次の2つに細分化されています。

  • メジャーアップデート
  • マイナーアップデート

簡単に「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の違いを見てみましょう。

メジャーアップデートとマイナーアップデートの違い

百聞は一見にしかずなので、下の表をご覧ください。

現在のバージョン アップデート後のバージョン
WordPressのメジャーアップデート 5.3.5 5.6.1
WordPressのマイナーアップデート 5.3.5 5.3.6

ざっくりいうと、頭から1つ目、2つ目の数字が変わるのが「メジャーアップデート」、
頭から3つ目の数字が変わるのが「マイナーアップデート」です。

この違いは何かというと、アップデートの大きさの度合いです。「メジャー」というだけあって、メジャーアップデートの方が変更度合いが大きくなります。

  • メジャーアップデート
    → 新機能の追加、古い機能の削除、デザイン変更など。
  • マイナーアップデート
    → セキュリティ強化やプログラムの不具合など軽微な修正。

WordPressバージョンの更新に「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の2つがあることがわかったところで、WordPressの更新設定がデフォルトでどのようになっているのか見ていきましょう。

WordPressの自動更新のデフォルト設定は?

WordPressのデフォルト設定では、次の表のようになっています。

No. 更新対象 更新方法
1 WordPressバージョン(メジャーアップデート) 手動
2 WordPressバージョン(マイナーアップデート) 自動
3 WordPressプラグイン 手動
4 WordPressテーマ 手動
5 WordPress翻訳 自動

ご覧のとおり、次の2つがデフォルトで自動更新される仕様となっています。

  • No.2:WordPressバージョン(マイナーアップデート)
  • No.5:WordPress翻訳

ということで、自動更新を停止させ手動更新に切り替える方法として、次の2つを紹介します。

  1. No.1〜5関係なく一括で、WordPressの自動更新を完全に停止する方法
  2. No.2と5の、WordPressの自動更新を個別に停止する方法

WordPressの自動更新を完全に停止する方法

今回紹介するWordPressの自動更新を停止する方法は、WordPressをインストールしているサーバにある「wp-config.php」ファイルに、1行コードを追加するというものです。

デジ太郎
デジ太郎
めちゃくちゃ簡単だよ!

手順①「wp-config.php」ファイルを開こう!

まず、WordPressをインストールしているサーバの「wp-config.php」ファイルを開きます。

このファイルは、WordPressをインストールしたフォルダ直下、例えば、次の場所にあるはずです。

example.com > public_html > wp-config.php

下の画像はXserverの例ですが、「wp-config.php」ファイルを選択し「編集」ボタンをクリックすると、該当ファイルが開けます。

手順② WordPress自動更新停止用のコードを追加しよう!

「wp-config.php」ファイルが開たら、次のコードをファイルの下部に追加してください。

追加するコード

define('AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true);

下図のようにコードを追加したら「更新」ボタンをクリックします。

以上で、WordPressの自動更新を停止するための設定は完了です。下表のように全て手動更新の設定になりました。

No. 更新対象 更新方法(変更後)
1 WordPressバージョン(メジャーアップデート) 手動
2 WordPressバージョン(マイナーアップデート) 手動
3 WordPressプラグイン 手動
4 WordPressテーマ 手動
5 WordPress翻訳 手動

あとは念のため、本当にWordPress自動更新が停止状態になったのかを確認していきます。

手順③ WordPress自動更新が停止されたことを確認しよう!

WordPressの自動更新が停止されたことを確認するには、WordPressのダッシュボードから更新画面を開きます。

自動更新が有効になっている状態(変更前)

下の画像は「wp-config.php」ファイルにコードを追加する前の状態です。

WordPressの自動更新が有効な状態

このサイトはWordPressの新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。

このような表記があれば、WordPressの自動更新が有効な状態です。

自動更新が無効/停止された状態(変更後)

「wp-config.php」ファイルに自動更新停止用のコードを追加した後は、下の画像のような状態になっています。

WordPressの自動更新が停止された状態

このサイトは新しいバージョンのWordPressの自動更新を受け取りません。

このような表記があれば、WordPressの自動更新が停止された状態です(自動更新無効化)。

これで無事、WordPressの自動更新が停止されたことを確認できました。
おつかれさまでした。

WordPressの自動更新を個別に停止する方法

WordPressの自動更新を個別に停止(カスタマイズ)できるのは、下記表のNo.2と5だけです。他はすべて手動更新となっています。

No. 更新対象 更新方法(デフォルト) 更新方法(変更後)
1 WordPressバージョン(メジャーアップデート) 手動 手動
2 WordPressバージョン(マイナーアップデート) 自動 手動
3 WordPressプラグイン 手動 手動
4 WordPressテーマ 手動 手動
5 WordPress翻訳 自動 手動

WordPressバージョン(マイナーアップデート)の自動更新を停止するには?

上表のように、No.2の自動更新を個別に停止するには、先ほど紹介した「追加コード」を以下に変更する(置き換える)だけでOKです。

コードを追加する場所は「wp-config.php」ファイルから変わりありません。

「wp-config.php」ファイルに追加するコードは下記です。

追加するコード

define('WP_AUTO_UPDATE_CORE', false);

WordPress翻訳の自動更新を停止するには?

No.5の自動更新を個別に停止するには、先ほど紹介した要領でお使いのWordPressテーマ内にある「functions.php」ファイルに次のコードを追加すればOKです。

追加するコード

add_filter('auto_update_translation', '__return_false');

WordPressの自動更新を停止することの注意点

WordPressの更新には、セキュリティ強化も含まれています。

WordPressの自動更新を停止すると、自分で更新作業をしない限りWordPressはアップデートされません。

つまり、セキュリティ対策という面でリスクが高くなります。

一定期間、WordPressの更新を意図的に先延ばしにすることはあっても、近いうちにアップデートは絶対にやっておいた方がいいので、お忘れなく。

WordPressの自動更新を停止する目的

サイト管理者にとって、WordPressのバージョンが自動的に更新されるのは、管理が「楽」という面でメリットがあります。

一方で、WordPressが自動的に更新されてしまうと、WordPressテーマやプラグインのバージョン互換で、エラー発生の原因となる可能性もあり、デメリットにもなりえます。

こういったトラブルを避けるためには、WordPress自動更新を停止しておくといいです。

WordPressの最新バージョンがリリースされて、すぐに最新版に更新するのではなく、しばらく様子をみて、手動更新するのがベター。

具体的には、あなたが使っている「WordPressテーマ」や「プラグイン」が、公式サイトやネット情報などで、WordPressのバージョンに対応したこと(互換性があること)を確認した上で、手動更新するといいです。

手動更新なのでちょっと手間に感じるかもですが、トラブルが起きて、バックアップから復元して…などするよりは断然楽です。

デジ太郎
デジ太郎
数ヶ月に1度更新ボタンを押すだけだよ!

ただ、今回紹介してきたようにマイナーアップデートくらいの小さなものなら「自動更新」にあまりシビアにならなくてもいいかもしれません。

自動更新を停止する方の多くは、僕もそうですが「自分の意思で更新したい」という方かと思います。

【おまけ】WordPressバージョン(メジャーアップデート)を自動更新したい場合

WordPress5.6.1から、WordPressバージョン(メジャーアップデート)を「手動→自動更新」に簡単に切り替えられるようになりました。

デフォルトでは、WordPressバージョンは「マイナーアップデート」のみ自動更新になっていましたが、いっそのこと「メジャーアップデート」も自動更新にしたい方には、大変便利になりました!

メジャーアップデートが手動更新の状態(変更前)

WordPressメジャーアップデートが手動更新の状態

このサイトはWordPressのメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。

このような表記があれば、いわゆるマイナーアップデートが自動更新の状態で、メジャーアップデートは手動更新の状態です。

メジャーアップデートを自動更新に変更するには、上の画像の下部「WordPressのすべての新しいバージョンに対する自動更新を有効にします。」のリンクをクリックします。

メジャーアップデートが自動更新の状態(変更後)

WordPressの自動更新が有効な状態

上の画像はマイナーアップデート・メジャーアップデートともに自動更新の状態です。

元の状態に戻すには、「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」のリンクをクリックすればOK。

マイナーアップデートのみ自動更新に切り替える

マイナーアップデートのみ自動更新の状態に戻ります。

メジャーアップデートはWordPressの仕様に大きな変更を伴う可能性が高く、自動更新にすると何らかの不具合が生じる場合があるので、特別な理由がない限りは「手動」で更新した方が安心です。

まとめ

今回は、WordPressの自動更新を停止する方法を紹介しました。

めちゃくちゃ簡単でしたね。

これで、WordPressの自動更新の停止はバッチリです。数ヶ月後に、WordPressの最新バージョンがリリースされた場合は、しばらく様子をみて手動で更新してみてください。

デジ太郎
デジ太郎
最後までご覧いただきありがとうございました。
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