プログラミングは独学で始めることを推奨しますが、意外と挫折率って高いんですよね。
それだけプログラミングの独学は難しいということでしょうか?
今回は、プログラミングの独学で挫折する理由について解説していきます。
プログラミングの独学が続かないと悩んでいる方は、今後どうすべきかも合わせて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは、早速みていきましょう!
プログラミングの独学で挫折する理由
侍エンジニア塾の調査によると、独学でプログラミング学習する人の約6割が挫折を感じています。
出典:侍エンジニア塾
プログラミングの独学で挫折した主な理由は、次のとおりです。
- 1位:不明点を聞ける環境になかった
- 2位:エラーが解決できなかった
- 3位:モチベーションが続かなかった
ざっくりいうと1人の力では限界があったということですね。
特に、学習環境はプログラミングの独学に大きく影響を与えます。後述しますが、この学習環境を改善できればプログラミング学習で挫折することは少なくなります。
プログラミングスクールに通って挫折する人の割合
では、プログラミングスクールに通って挫折する人の割合はどうでしょうか?
- マンツーマン → 1.7%
- 少人数(2〜9人) → 1.2%
- 大人数(10人以上) → 4.2%
上記のとおりで、すべて合わせても7%ほどです。
独学で挫折する人の割合が約60%なので、プログラミングスクールに通うと格段に挫折率は低くなっていることがわかります。
もう少し深掘りしてみましょう。
プログラミングスクールに通えば挫折率が下がる件
次の3点について、少し考察してみますね。
- 考察①:プログラミングの独学とスクール学習では何が違うのか?
- 考察②:クラスの人数が多いと、挫折率は高くなるのか?
- 考察③:クラスの人数が少なければ、挫折率は低くなるのか?
考察①:プログラミングの独学とスクール学習では何が違うのか?
ずばり、学習環境の違いです。
簡単に違いを比較表にまとめてみました。
No. | 独学の場合 | プログラミングスクールの場合 |
1 | 不明点を聞ける環境になかった。 | いつでも不明点を聞ける環境にある。 |
2 | 1人ではエラーが解決できなかった。 | エラーの問題点を助言してくれる環境がある。 |
3 | 1人ではモチベーションが続かなかった。 | モチベーションを維持できる環境がある(講師や受講生のおかげ) |
上記のとおりで、独学の挫折要因を解決する要素がプログラミングスクールにそろっています。この点が大きな差になっているのかなと。
考察②:クラスの人数が多いと、挫折率は高くなるのか?
答えは「Yes」です。
- 9人以下の少人数タイプが最も挫折率が低い(1.2%)
- 10人以上の大人数タイプだと挫折率3%UP(4.2%)
上記のとおりで、これはわかりやすいですね。
10人以上の大人数タイプの方が挫折率が高くなっています。人数が多いと講師サポートが受講生全員に行き渡らなくなってしまうのかと思います。
逆に少ない人数だと挫折率が低いという結果になっており、講師のサポートがクラス全体に行き渡っているのかなと。
考察③:クラスの人数が少なければ、挫折率は低くなるのか?
答えは「No」です。
- 9人以下の少人数タイプが最も挫折率が低い(1.2%)
- マンツーマンタイプだと挫折率は0.5%UP(1.7%)
1人ひとり面と向かって教えるマンツーマンタイプの方が挫折率は高くなる結果となっています。ちょっと意外でしたが、単純に人数が少なければ良いというわけではないようです。
おそらくこれは、受講生の間で「支え合い」や「助け合い」があるからだと思います。
小学校・中学校・高校・大学などで、「先生には相談できないけど、クラスメイトなら気軽に話せる」こういった経験がある人は多いはず。
プログラミングスクールでも同じで、講師よりも同年代くらいの受講生の方が心の距離が近いので、気軽に相談できるのだと思います。
プログラミングの挫折率の考察からわかったこと
考察からわかったことは、次の2つです。
- プログラミングスクールには挫折しにくい学習環境がそろっている。
- プログラミングスクールに通うなら「少人数タイプ(2〜9人)」が良さそう。
上記のとおりで、独学よりもプログラミングスクール、プログラミングなら2〜9人の少人数タイプがGoodという感じです(イメージ的には次のとおり)。
独学 < スクール10人以上 < スクール1人 < スクール2〜9人
プログラミング独学が続かなくて挫折を感じている人へ
プログラミングの独学で挫折する理由を解説してきましたが、プログラミングの独学は本当にだめなのでしょうか?
答えはNoです。
ただ、ずっと独学するのは辛いかもしれません。
プログラミング独学は本当にだめなの?
「プログラミングを学ぶのに独学でも問題ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。確かにその通りで、実際に挫折することなく独学を続けている人もいます。僕がそうです。
僕の場合は、大学時代に独学でプログラミングをしていました。もっというと、プログラミングをやらざる得なかったので独学で始めました。
独学の経験から言えることは、独学は「1人でずっとやるもんじゃない」ということです。
初心者にはわからないことが多すぎるので、調べるだけでも結構時間をとられたり、なかなか解決しないこともあったりしました。
ただ、幸いにも僕は大学の友人と一緒にプログラミングを学習していたので気持ち的には楽でした。
とはいえ…
- 気軽に相談できる人を作ろう!
- 仲間と一緒に学習しよう!
- わからないことは仲間と共有しよう!
いきなり、こんなことを言われても具体的にどうしたらいいのかわからない方も多いと思います。
あなたはどうでしょうか?
プログラミング独学が続かないなら?
ベタですが、プログラミングの独学が続かないなら、やっぱりプログラミングスクールに通うのが1番かなと思います。
- プログラミングを学びたいという同志(仲間)
- 気軽に会話できる場所
- わからないことが聞ける環境(メンター相談)
こういったことが全部プログラミングスクールに揃っているからです。ポイントは、プログラミングを学ぶ「環境」です。
スクールに通うとなると、金銭的にも時間的にも最初は少し不安があるかもですが、最後はあなたのやる気次第です。
もちろん必須ではないですが、1つの方法として「プログラミングスクールに通う」という選択肢もあるので、自分のプログラミング学習を継続するための手助けとして、スクールを活用するのもありだと思います。
将来の自分の姿を思い浮かべよう!
プログラミング学習を継続できれば、3ヶ月後、半年後、1年後には、今の自分とは比べ物にならないくらい成長できる可能性は大いにあります。
本気でプログラミングを学びたいなら、しっかりと意志を持って学習すべきだし、独学が続かないなら、どうすべきかを考えるべきです。
この記事を読んだあとは、今の自分に何が必要かを考えてみましょう。
考えて行動すれば、何かが変わってくるはずです。逆に行動しなければ何も変わりません。最後はあなた次第です。