パソコン画面を無線で共有したいなら、マイクロソフトのワイヤレスディスプレイアダプターが超便利です。
今回は、無線でWindowsの画面を共有する方法として、Microsoftのワイヤレスディスプレイアダプターを徹底レビューしていきます。
Microsoft ワイヤレスディスプレイアダプターの概要
ワイヤレスディスプレイアダプター本体をモニターに接続するだけで、簡単にパソコン画面をモニターに表示できます(音声と共に)。
インターネットや専用アプリのインストールは不要なので、購入した後にすることはモニターに繋ぐだけ。使い方は超簡単です。
Microsoft ワイヤレスディスプレイアダプターの使い方
ワイヤレスディスプレイアダプターへの接続方法
モニターやプロジェクター、テレビなどのUSBとHDMI端子にワイヤレスディスプレイアダプターを接続します。
出典:マイクロソフト
あとは、お使いのパソコンからワイヤレスディスプレイアダプターに接続するだけです。
Windows10の場合、デスクトップ画面右下の「接続」ボタンをクリックすると「MSDisplayAdapter〜〜」のような接続先候補が表示されます。その接続先をクリックすればOKです。
ワイヤレスディスプレイアダプターからの切断方法
ワイヤレスディスプレイアダプターを切断するには、お使いのパソコンから接続の時と同じ要領で切断していきます。
Windows10の場合であれば、右下の「接続」ボタンをクリックし、ステータスが「接続済み」となっている「MSDisplayAdapter〜〜」を選択し右クリックで切断します。
ちなみに、2台以上のパソコンでモニターを共有したい(パソコン画面を切り替えたい)場合には、接続中のパソコンから一度を接続を切断する必要があります。
切断確認後に、接続したいパソコンからワイヤレスディスプレイアダプターに接続するという流れです。
残念ながら、2台以上の同時使用はできません。
ワイヤレスディスプレイアダプターの名前を変更するには?
ワイヤレスディスプレイアダプターの初期設定では、接続先の名前が「MSDisplayAdapter〜〜」となっています。
この名前を変更したい場合は、Microsoftの無料のWirelessDisplayAdapterアプリを使えば簡単に変更できます。
こだわりがなければ初期の名前のままで問題ないですが、もし複数の会議室、教室等にワイヤレスディスプレイアダプターを設置する場合は特定しやすい名前に変更しておくとわかりやすいです。
Microsoft ワイヤレスディスプレイアダプターのメリット
Microsoftのワイヤレスディスプレイアダプターのメリットを挙げるとすれば、次の3つです。
- HDMIケーブルが不要!配線の見栄えも気にしなくてOK!
- USBハブを携帯する必要なし!身軽でOK!
- パソコン画面の共有切替が簡単!会議で大活躍!
① HDMIケーブルが不要!配線の見栄えも気にしなくてOK!
・プロジェクターとパソコンとをHDMIケーブルでつないで…。
・机の上に配線がゴチャゴチャ…。
こういった光景はよくありますよね。特に配線の見栄えは気になるところ。HDMIケーブルの長さ次第では、ゴチャゴチャ感がすごいことになります。
そこで、ワイヤレスディスプレイアダプターの登場です。
これを使えばワイヤレスなのでHDMIケーブルが不要!配線の見栄えも気にしなくてOKです。
② USBハブを携帯する必要なし!身軽でOK!
最近は、HDMIポートがないパソコンが増えています。
この場合、USBハブを使ってHDMIケーブルを接続することになりますが、ワイヤレスディスプレイアダプターを使えば、USBハブを使う必要がありません。
USBハブを携帯する必要がないので身軽で楽です。会議室や教室などに設置してあれば、自分のパソコンさえ持ち込めばOKなのでかなり重宝します。
③ パソコン画面の共有切替が簡単!会議で大活躍!
会議室や教室などにあるモニターまたはプロジェクターに、パソコン画面を表示してプレゼンすることってよくありますよね。
プレゼン者が変わった時、今までならHDMIケーブルを物理的に差し替えて、モニターに表示する内容・パソコンを切り替えていたと思いますが、いかがでしょうか?
例えば会議室などでミーティングする時には、ほとんどの場合、座席が決まっているのでHDMIケーブルの長さの問題から座席移動を必要とすることがあるかと。
これって地味に時間の無駄ですよね。
ワイヤレスディスプレイアダプターを使えばケーブルの長さは関係ないので、さくっとパソコンを切り替えることができます。
Microsoft ワイヤレスディスプレイアダプターのデメリット
Microsoftのワイヤレスディスプレイアダプターのデメリットを挙げるとすれば、次の2つです。
- USB電源供給が不足した場合、動作が不安定になる
- HDMIケーブルと比べて価格が高い
① USB電源供給が不足した場合、動作が不安定になる
ワイヤレスディスプレイアダプターの電源はUSBで供給します。
ほとんどの場合、モニター等についているUSB充電ポートから電源を供給することになるかと思いますが、USBから供給できる電力が不足している場合には、動作が不安定になる可能性があります。
動作を安定させるには、5W(5V/1A)以上の電力を供給できるUSB充電ポートを使用するといいです。
具体的には、壁のコンセントから電源がとれるUSBコンセントを使うと動作は安定するかと思います。
② HDMIケーブルと比べて価格が高い
モノにもよりますが、HDMIケーブルは1本1,000円くらいで購入できます。
その点、Microsoftのワイヤレスディスプレイアダプターは8,000円近くします。この価格差をどう受けとめるかは、正直ここはあなたの価値観次第です。
「ワイヤレス」を追求するならこの価格差は無視できるかと思いますが、「HDMIケーブルでいいよ」という方であれば、この価格は高く感じるかと。
とはいえ、ワイヤレスディスプレイアダプターを個人だけで使うのではなく、会議室や教室等に設置して複数人で共有するのであれば、利便性はかなり高くなります。
なので、これくらいの価格差は許容範囲かなと思います。
Microsoft ワイヤレスディスプレイアダプターをおすすめする人
- お使いのパソコンにHDMIポートがない人
- USBハブを持ち歩きたくない人
- 会議室のHDMIケーブルを無くしたい人
お使いのパソコンにHDMIポートがない人
最近のパソコンはUSB-TypeCポートしか付いてなかったり、付いていたとしてもUSB-TypeAポートだけというがほとんどです。
やはりデジタル化の流れもあって、最近はなんでもWiFiやBluetoothなど「無線」で解決しようという感じですね。
そういうわけで、あなたがお使いのパソコンにHDMIポートがないなら、ワイヤレスディスプレイアダプターを使えばHDMIポートがない場合の不都合を解決できます。
USBハブを持ち歩きたくない人
お使いのパソコンにUSB-TypeCポートしかない場合、以下のようなUSBハブを持ち歩いている方は多いと思います。
しかし、こういった小物を常に持ち歩くのはジャマくさいですし、忘れてしまうことも多々あるかと。
そういった方には、やはりワイヤレスディスプレイアダプターを使うのが向いていると思います。
会議室のHDMIケーブルを無くしたい人
会議室や教室などにプロジェクターやモニタを置いて、有線のHDMIケーブルで自分のパソコンに繋いて使っている方は多いと思います。
ただ、会議室や教室など共有スペースは、なるべくゴチャゴチャせず、見栄えをすっきりしておきたいもの。
そういったニーズには、配線不要なワイヤレスディスプレイアダプターが応えてくれます。かなり見栄えが良くなります。
Microsoft ワイヤレスディスプレイアダプターをおすすめしない人
- パソコン画面上で接続・切断行為をしたくない人
- USBハブを常に携帯している人
パソコン画面上で接続・切断行為をしたくない人
ワイヤレスディスプレイアダプターを使う場合は、パソコン画面上で「接続・切断」の操作をする必要があります。
この操作が面倒に感じる方には、ワイヤレスディスプレイアダプターは向いてないかもしれません。
こういった方には、従来の有線のHDMIケーブルを使う方が向いているかと思います。
USBハブを常に携帯している人
繰り返しになってしまいますが、最近はUSB-TypeCポートしかついてないパソコンが多いです。
ほとんどの場合、その問題は「USBハブ」が解決してくれるので常にUSBハブを携帯している人も多いです。
USBハブを忘れずに常に携帯している人には、ワイヤレスディスプレイアダプターの使用は不要かもしれません。
まとめ
今回は、無線でWindowsの画面を共有する方法として、マイクロソフトのワイヤレスディスプレイアダプターを紹介しました。
これまで会議室や教室などで有線のHDMIケーブルを使っていた方は、ぜひこの機会に無線化を検討してみてはいかがでしょうか?
驚くほどの利便性に感動すると思いますよ。