基本情報技術者試験に合格するには、過去問を解くことが必須です。
むしろ、過去問だけやっておけば合格できます。
実際に僕も過去問を「5回分」解いて、基本情報技術者試験に合格しました。
基本情報技術者試験は次の2つに分かれていますが、
- 午前の部
- 午後の部
やはり、午後の試験で苦戦する方が多いです。
僕は基本情報技術者試験に3回目で合格しましたが、2回目の受験のときは、午後の試験で苦戦しました。
≫ 基本情報技術者試験が難しすぎ!3回目でやっと合格できた話【体験記】
この記事を読んでいる方が僕と同じ失敗をしないために、今回は、基本情報技術者試験(午後)のコツについて紹介しようと思います。
基本情報技術者試験(午後)の3つのコツ
基本情報技術者試験(午後)のコツとしては、次の3つです。
- 自分の得意分野を知っておくこと
- とにかく過去問を解きまくること
- わからないところだけ調べること
順番にみていきます。
①自分の得意分野を知っておくこと
基本情報技術者試験(午後)の問題は、次のように構成されています。
問題 | 必須/選択 | 分野 |
---|---|---|
1 | 必須(1問) | 情報セキュリティ |
2〜4 | 選択(2問) | ソフトウェア・ハードウェア |
データベース | ||
ネットワーク | ||
ソフトウェア設計 | ||
5 | プロジェクトマネジメント | |
サービスマネジメント | ||
システム戦略 | ||
経営戦略・企業と法務 | ||
6 | 必須(1問) | データ構造及びアルゴリズム |
7〜11 | 選択(1問) | ソフトウェア開発(C) |
ソフトウェア開発(Java) | ||
ソフトウェア開発(Python) | ||
ソフトウェア開発(アセンブラ言語) | ||
ソフトウェア開発(表計算) |
上表の11問の中から「5問」を解答する必要があります。
- 問題1と問題6は解答必須。
- 問題2〜5から2問選択。
- 問題7〜11から1問選択。
ご覧のとおり、問題2〜5、7〜11は選択問題のため、自分の得意な分野を選ぶことで得点しやすくなります。逆に、不得意な分野を選んでしまうと得点しにくくなります。
とはいえ、はじめて基本情報技術者試験の勉強をする方は、自分がどの分野が得意なのかイマイチよくわからないですよね。
なので、まずは自分の得意分野を見つけるために、一度すべての問題を解いてみましょう。
「そんなに時間もとれないし、ちょっと面倒…」と思う方は、必ずしも全問題を解く必要はありません。問題文だけ読んでください。
問題文を読むだけでもあなたがその分野に「得意/不得意」なのかはおおよそアタリがつきます。
②とにかく過去問を解きまくること
あなたの得意分野がわかったら、次はとにかく過去問を解きまくりましょう!
解答必須の「問題1」と「問題6」の2問は確実に解くとして、選択問題の3問は、あなたの選択によって変わってきます。
例えば、
- 「ソフトウェア・ハードウェア」が得意なら、問題2を選択。
- 「データベース」が得意なら、問題3を選択。
- 「C言語」が得意なら、問題7を選択。
こんな感じで、あなたの得意な問題を選択すればOK。あなたの得意分野だけに絞って過去問を解いていきましょう。
午後試験の合格に必要な勉強量としては「過去問5回分 × 2周」が目安です。
③わからないところだけ調べること
過去問でわからないことがあったら、その部分だけを参考書やネットを使って調べるようにしましょう。
間違っても参考書を最初から最後のページまで読み込むことは避けてください。
参考書はすべて読まなくても試験には合格できますし、試験に出るところは限られています!
そもそも参考書を1通り読んだとしても50%も記憶に残ってないです。時間をかけた割に…これでは時間のムダになってしまいますよね。
基本情報技術者試験(午後)に最短で合格するためには、効率よく勉強する必要があります。
その1つとして、過去問を解き、わからないところだけをピンポイントで調べるような勉強法がオススメです。
コツをつかめば基本情報技術者試験(午後)は意外と簡単!
繰り返しですが、基本情報技術者試験の最難関は「午後」の試験です。
ですが、コツをつかめば基本情報技術者試験(午後)は意外と簡単です。
コツをつかむのに問題集を買う必要はない
たまにコツをつかむために問題集を買い、たくさん問題を解こうとする人がいますが、このやり方はあまり推奨しません。
正直、問題集を買う必要はありません。過去問だけでOK。
(問題集を買うくらいなら参考書を購入した方がいいかと思います。)
過去問ならIPAの公式サイトで無料公開されていますし、解答も公開されています。
ただ、解答についての解説はなかったりするので、ここはネットでググったり参考書で調べましょう。
過去問をやればパターンがみえてくる
問題集を買って問題を解きまくるのも1つの手ですが、過去問だけでも試験には合格できます。
実際に過去に出た問題だけあって、過去問をやれば出題されるパターンや、解答パターンがみえてきます。
午後の試験は、すべての問題を解くのに時間が足りないくらいなので、こうしたパターンに慣れておくだけでも少なからず時短につながります。
試験本番で、問題文の意味を理解するのに時間がかかったり、誤って理解し解答していては当然ながら正答率も落ちてしまいます。これでは合格も遠くなってしまいます…。
試験本番で焦らないためにも、過去問を繰り返し解き、出題パターン・解答パターンに慣れておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、基本情報技術者試験(午後)のコツを3つ紹介しました。いかがでしたか?
- 自分の得意分野を知っておくこと
- とにかく過去問を解きまくること
- わからないところだけ調べること
この3つを意識しつつ、ぜひ勉強を進めてみてください。
僕はこの方法で合格しました。
≫ 基本情報技術者試験に独学で合格するための攻略法【まとめ】